住宅ローン金利引き上げについて
2025/04/02
大手銀行5行は3月31日、4月から適用する住宅ローン金利を発表されました。
契約者の8割前後を占める変動型の基準金利を全行が引き上げされ、上げ幅は0・15~0・25%となりました。
固定型(期間10年)も全行で基準金利が引き上げられて、契約者の負担が増すことになってしまいました。
三菱UFJ、三井住友、みずほ、三井住友信託、りそなの発表によると、
変動型の基準金利は、年2・625~2・875%になります。
新たな基準金利は、新規に借り入れる場合は4月1日以降、既存の契約者は6~7月頃から適用される見通です。
実際の住宅ローン金利は、各行が借り手の信用度に応じて基準金利よりも低く設定する優遇金利の幅で決まります。
最も低い金利で借りられる最優遇金利も全行で上がり、年0・525~0・925%になります。
期間10年の固定型の基準金利の上げ幅は0・10~0・28%で、最優遇金利は三井住友を除く4行が引き上げ、
年1・850~2・285%になります。
【住宅ローン返済中の人への影響】
変動金利で住宅ローンを返済をしている人は、基準金利が上がれば、その上がった分だけ適用金利も上昇します。
例えば2025年3月時点の適用金利が0.55%のとき、基準金利が0.25%上がれば、適用金利は0.80%になります。
それでは、いつから金利上昇の影響を受けるのでしょうか。
変動金利は、金利が毎月変わるわけではありません。半年に1回、金利が見直されるケースがほとんどです。
多くの金融機関では毎年4月1日と10月1日に適用金利が見直されて、その2~3ヶ月後から実際の適用金利に反映されます。
そのため、実際に金利が上がるのは2025年7月返済分からという人が多いでしょう。
なお、5年ルール※が適用されている人については、必ずしも直ちに返済額が増えるわけではありません。
しかし、返済額における利息の割合は大きくなります。
※5年ルールが適用される場合、返済額は5年間一定になります。
【住宅ローンを借り換えるなら今はベストタイミング】
既に住宅ローンを借りている人の中には、「私の契約している住宅ローン、金利が相場に比べて高い」
「いざというときのためにも、団信をもっと手厚い内容にしたい」と考え、借り換えを検討している方もいらっしゃるでしょう。
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